人の目を気にする人は、気遣いのできる人でしょうか?
心理学者の三大巨頭の一人、アルフレッド・アドラーは
「人の目ばかりを気にしている人は、自分のことしか考えてない人である」
という言葉を残しています。
一見すると、人の目を気にすることは相手を思いやっているように見えるかもしれません。
しかし実際には、
「どう思われるか」
「嫌われないか」
「評価されているか」
といった、自分がどう見られるかへの関心が中心になっています。
これは、他人のためではなく、自分の立場や評価を守るための行動です。
一方、気遣いのできる人は、
「相手がどう感じるか」
「何をすれば喜ぶか」
「困っていないか」
といった、相手への関心を中心に行動します。
行動の軸が自分にあるか、相手にあるかが大きな違いです。
アドラーは、人間関係をより良くするには「共同体感覚」、
つまり相手への貢献や相手の課題を尊重する姿勢が大切だと説きました。
人の目ばかり気にする状態は、相手を自分を映す鏡として見ているに過ぎず、真の他社思考とは言えません。
だからこそ、他人の評価に縛られるのではなく、自分の信じる価値に基づいて行動し、
評価されるためではなく、貢献するために生きることを勧めたのです。