「四苦八苦」
非常に苦労するさまや、たいへん大きな苦しみをあらわす時に使う言葉です。
お釈迦様は人間が免れたい根源的な４つの苦しみとして、
「生まれること（生きること）」人は生まれる場所、条件を選べません。
「老いること」人は必ず歳を取り老います。
「病むこと」病気になります。
「死ぬこと」やがて寿命がくれば死に至ります。
四苦という。
苦は「苦しみ」という意味ではなく「自分の思うようにならないこと」の意味で
生きている限りは避けることのできない、この世での人間の苦悩のことです。
この四つが人間の根源的な苦しみであると説きます。
そして八苦とは、この四苦にさらに下記の四つを追加して八苦となります。
「愛別離苦（あいべつりく）」
大切な人や大好きなひとであっても、いつかは離れなければならない苦しみ。
「怨憎会苦（おんぞうえく）」
逆に大嫌いな人、顔も見たくない人でも出会ってしまう苦しみ。
「求不得苦（ぐふとっく）」
求めるモノゴトが手に入らない苦しみ。
「五蘊盛苦（ごうんじょうく）」
自分の心や、自分の身体すら思い通りにならない苦しみ。
仏教では、この四苦八苦は人間が生きている上で避けては通れない、根源的な（苦）として表します。
私達は、この世に誕生した瞬間から死ぬということ。
死亡率１００％の「生」という変な病気にかかっていることうを意識しているでしょうか？
残された時間が、目標をハッキリさせます。
残された時間が、目標達成のプロセスを具体化してくれます。
残された時間が、今なすべきことを明確にしてくれます。
究極のゴールからの逆算。
「死」というものを意識して一日一生のおもいで行動しましょう。