積み上げ思考から逆算思考へ!
逆算思考を身につけるために必要な
GROWモデルを紹介したいと思います。
GROWモデルとは、上司が部下を「自発的」に考えさせ、行動させるための気づきと学びの
サイクルを回すコーチングの基本スキルです。
Goal(目標設定)→Reality(現状把握)Options(選択肢の検討)→Will(意思確認)
の頭文字をとって「GROW(グロウ)モデル」と呼ばれています。
目標を明確にし、到達するために現状をしっかり把握し、そのうえで考えうる選択肢を洗い出し、
意思を持って取り組むよう、具体的な行動へ促します。
これら一連のプロセスを整理し、体系化しているのがGROWモデルです。
G:Goal(ゴール)
今回のコーチング(スキル指導)の目的を伝達し、あるべき姿を部下と共有します。
あるべき姿は、数値的なKPIや成果だけでなく、どんな状態になりたいのか、どんな能力を身に
つけたいのかなど、成果をだすために必要な姿をイメージすると良いでしょう。
R:Realty(現状把握)
部下が主体的に振り返りできるような問いかけをして、部下の振り返りを促します。
現状把握はあるべき姿とのギャップを意識できるよに、どのくらいギャップがあるのか、
どの項目にあるのかを整理しましょう。
O:Options(選択肢の検討)
スキル課題の抽出をし、スキルを向上させるための解決策の検討や、気づきを与えるためのフィード
バックを行います。リアリティで気づいたギャップ、つまり課題に対する解決策を考えましょう。
課題と解決策の関係性に着目して、優先度を考えるようにしましょう。
解決策は部下に考えさせるだけでなく、上司からも提案しましょう。
W:Will(意思確認)
部下のスキル育成を支援することの約束や、スキル向上に向けた今後取り組む行動を確認します。
次にやるべきことを5W1Hなど、いつ、どこでやるかを明確にさせましょう。
その際に、上司が支援できることを、部下に考えさせて、上司のネクストステップを言語化させましょう。
日々の目的目標を明確にしGROWモデルを気づきと学びを得て
「積み上げ方式ではなく」→「ゴールからの逆算思考」を身につけてください。