GOです。
住まいの『見えない落とし穴』
家づくりは、多くの方にとって一生に一度の大きな買い物。
夢が詰まったマイホームには、理想の暮らしとともに
「安心」や「快適さ」が求められます。
しかし、その理想を大きく揺るがすものが?
それが施工不良です。
私たち住宅のプロにとって、
これは決してあってはならないこと。
でも現実には、全国で年間数万件を超える
施工不良が報告されている。
施工不良が生む“住まい手の不安”
住まい手が感じる施工不良の被害は、
大きく分けて2つあります。
① 物理的な不具合
・ドアが閉まりにくい
・床が沈む
・雨漏りが起きる
・断熱が効かず、夏暑くて冬寒い
これは日常生活に直接影響を与え、
不便さやストレスの原因になります。
② 心の不安
「見えない部分もちゃんと施工されているのか?」
「他にも問題があるんじゃないか?」
そんな不安がつきまとうと、
本来“安心して暮らす場所”であるはずの家が、
心を落ち着ける場でなくなってしまいます。
なぜ施工不良は起こるのか?
・職人不足による技術のばらつき
・監理体制の甘さ
・知識不足や確認漏れ
・過度なコストカット
特に今は、急激な人材不足や多忙な現場が多く、
見えないところで「まあいいか」が積み重なるリスクも増えています。
住まい手にできる“自衛”のためのポイント
施工不良を防ぐのは本来、施工側の責任です。
でも、住まい手としてできることもあります。
◆ 信頼できる施工会社を選ぶ
現場見学ができるか?
第三者検査を導入しているか?
アフターフォロー体制がしっかりしているか?
◆ 打ち合わせを「記録」に残す
約束した内容はメモだけでなく、メールや書面で確認する。
◆ 気になる点は、遠慮せずに質問する
「こんなこと聞いていいのかな?」という遠慮は無用です。
大切な住まいだからこそ、納得がいくまで確認する。
最後に
施工不良は、家の価値だけでなく、
そこで暮らす人の心までも傷つけてしまいます。
監理者・施工者は、
その責任の重さを、常に意識すること。
「見えない部分こそ、誠実に真心施工」
そうあり続けることが、
住まい手の本当の安心につながると信じています。