皆さんが、道標のない山に登ろうと計画した時、まず最初に何を用意しますか?
そうです、地図です。
登る前に、山頂までのルートを確認し、距離、高低差、所要時間、装備など、すべて逆算して計画をたてますよね。
なぜなら、地図なしでは今どこにいるのかも、後どれくらいで着くのかも、まったくわからなくなるからです。
ところが仕事になると、意外とこの「地図を持つ」というあたりまえが抜け落ちてしまいます。
・とにかく頑張ります!
・できることからやってみます!
気持ちはとても大切。だけど、それだけではゴールにたどり着けません。
目指すべき山頂(=目標)を明確にして、そこから逆算して、どこをどう歩いていくかを決める。
この「逆算思考」がないまま。ただ毎日を一生懸命歩いても、本当にたどり着くべき場所にはたどり着けません。
「定量化」数字は冷たく感じるかもしれません。
でも、それは今のあなたを客観的におしえてくれるコンパスです。
・お客様心の満足度
・家づくり学校参加率
・初回接客満足度
こうした定量がないまま努力しても、それはただの感覚。
感覚では登山道に迷い込むのと同じです。
「定性化」は歩き方の癖をしることです。
あなたの話し方、態度、タイミング、空気の読み方。
これらの質が成果にどう影響しているか。
ここを振り返ることが、定性化です。
数字と一緒に、行動の中身を見つめ直す。
これがPDCAの「Check」と「Act」にあたる重要なステップです。
あなたは今、どこに向かっていて、今どこにいると感じますか?
そのために何を・どれだけやっているか言語化できますか?
一緒に、前に進みましょう。
迷いながらでも、地図を持っていれば、きっとゴールにたどり着けます。