「配慮はしても遠慮はするな」という言葉があります。
遠慮と配慮?どちらも「空気を読む」行為ではありますが、
意味は似て非なるものです。
「遠慮」を辞書で調べると
①人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
②辞退すること、また、ある場所から引き下がること。
③遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。
このように、遠慮には多くの意味があります。
そもそも、何故「人に対して、言葉や行動を慎み控える」のでしょうか?
遠慮する理由はどういったことなのでしょうか?
「自分に自信がない」「責任を負いたくない」
つまり、遠慮は「自己保身のために行動しないこと」
「For me」と定義できます。
「配慮」を辞書で調べると次のようにあります。
①心をくばること。心遣い。
②相手の事を考えて行動すること
つまり、配慮は「人のため」の行動であるわけです。
意味にもあるように、配慮とは「相手のことを考えた上で行動をとること」
「For you」と定義できます。
では、どうすれば「配慮」できる人になれるのでしょうか?
人に興味を持つ事!
「日常から目配りの意識」
・相手を観察して、相手の現状を把握すること
「日常からの気配り」
・相手がどのようなことをして欲しいのか、を想像し、
相手に言われる前にして上げること
「日常からの心配りの意識」
・「相手に喜んでもらいたい」
「相手を笑顔にしたい」
「相手に喜んでもらう」ということを決めて行動に移すこと。
「心が先」「行動は後」
目配り・気配り・心配りを常日頃から意識し、「相手が喜ぶ姿」
「相手の笑顔」をみることが本当の幸せなんだと思えた時、
自然と配慮できる人になれるのではないでしょうか?
自分のあり方を心の奥底にきっちりもって、自信をもって行動する。
「真の幸福は、良い人間関係から生まれるものだ」