皆さんは3人のレンガ職人の話をご存知でしょうか?
旅人が道を歩いているとレンガを積んでいる3人の職人に出逢う。
旅人は「ここで何をしているんですか?」と尋ねる。
1人目の職人は「レンガを積んでいるのさ」と
辛くて不公平だと不満を募らせ不機嫌そうに答えた。
2人目の職人は「大きな壁をつくっている」と、
この仕事があった家族を養っていけると答えた。
3人目の職人は「歴史に残る偉大な聖堂を建てている」と、
後世に残る事業に加わり世の中に貢献すると答えた。
私はこの話を聞くとこのことわざが浮かんできます。
「木を見て森を見ず」意味は
「細部に気を取られて全体を見失うこと」
目の前の小さなことや個々の部分ばかりに注意をむけるあまり、
全体像やおおきな流れを把握できていない状態をあらわしています。
私なりに補足でつけくわえさせていただくと
「木を見て林を見ず」
「林を見て森を見ず」
3人のレンガ職人にあわした言葉です。
木とは何も考えずに仕事をしている。周りに左右される人「ブレブレ」
林とは家族(お金)を稼ぐのが目標で仕事をしている「ブレ」
森とは他人の幸せを目的をもって仕事をしている「イッカン」
そしてこの話には3人の職人の10年後があります。
1人目の職人は
相変わらず文句をいいながらレンガを積んでいた。
2人目の職人は
賃金は高いけど危険の伴う屋根の上で仕事をしていた。
そして3人めの職人は
現場監督として多くの職人を育て、出来上がった大聖堂には彼の名前がつけられた。
あなたは何人目の職人になりたいですか?